データから見る健康な暮らしと住まい
2017/09/04
先日参加した「健康・省エネ住宅セミナー」はデータをもとにした解り易い講演でした。抜粋してご紹介します。
★快適住宅≠健康住宅・・・住宅内のアレルギー原因はダニが多く、ダニの多い場所は天然素材の畳や無垢のフローリング(隙間が原因)であった。少ないのは窓を閉め切ってエアコンを付けた部屋。
☆1階の窓は空気の入り口・・・お風呂の換気は、窓を開けると家中に湿気が流入してしまう。窓を閉めて換気扇を使った方が良い。(ユニットバスのドアガラリが閉められ、引違い窓であれば、窓の両脇を少しずつ開ける換気もあります。)
★住宅内の年間死亡率は、溺死・溺水が約5,000人、転倒・転落は約3,000人、熱中症約1,000人、火災約1,000人。家の中の熱中症のリスクはさほど高いものではない。
☆月別死亡率も12月と1月が圧倒的に多い。寒さによる健康障害(脳梗塞、高血圧、心筋梗塞、肺の免疫力低下、胸の感染症、血液の高濃度化)が要因となっている。
★昔は夏も食中毒等で死亡率が高かったが今は冷蔵庫の普及もあり春や秋と変わらない。冬の暖房費よりも医療費の方が高くなるので、日本人は暖房をガマンせず、冬をむねとした"自然の変化を和らげる断熱グレード"に既存住宅は改善した方が良い。
~断熱性能と住まい方による健康との関わりについて大変参考になりました~