省エネルギー住宅の変遷3
2016/07/14
断熱と部分間欠、全館連続冷暖房の比較表
~こんな集計結果があります 地域特性にあった住宅にしましょう~
日本人のもったいない精神からか、もともと夏を旨とした風通しの良い住習慣からか、部分間欠冷暖房(部屋毎の冷暖房)では住宅の断熱仕様を上げてもさほど省エネにならないことが読み取れます。それでも全館連続冷暖房(家まるごとを冷暖房)の家よりコストは低い。。。
もう一つの表は先進国との世帯当たりの消費量比較です。
(旧)次世代省エネ基準が施行される前でも、日本の家庭でのエネルギー消費量は少ないのです。日本より4倍以上暖房費をかけているドイツ並みの断熱をするよりも、給湯や家電、照明を見直す方がコストも低く省エネ効果も高いのです。
※用語説明 『断熱水準レベル』とは レベル0は無断熱、レベル4はH25年省エネ基準、数値が大きいほど高断熱となります。 『高気密』とは もともとは高断熱化を急速に進めた北海道で内部結露が深刻化した際の対策として施工された工法で、高断熱には不可欠なのですが、熱橋や毛細管現象を起こさせない施工性の高さと永久性が必要です。